院長の知恵袋
げっぷ
- 2014.6.24
げっぷは東洋医学的に噯気ともいい、満腹時や消化不良時に出るとされ、そうでない時は脾胃や肝の働きが悪いとされています。
胃は食物だけでなく、食物の摂取と一緒に空気を飲み込んでいたり、食物の中にも、例えば炭酸飲料などのような空気が含まれているものがあったりと、実は空気が結構入っていたりします。しかし、これは全く無意味なことではなく、空気が入っていることで胃液が攪拌され胃全体に行き渡らせることができたり、胃が空の状態でも胃の大きさを保つなどの意味があったりするのです。
そして、げっぷは胃内のガスと空気の混合物なのですが、これが一定量以上貯留するとげっぷとして吐き出されるのです。
食後や炭酸飲料を飲んだ後などげっぷが出るのは普通ですが、胸焼けを伴うげっぷが頻繁に出る場合は胃腸の病気が疑われます。