院長の知恵袋
更年期障害
- 2014.6.22
更年期とは、閉経前後の10年ぐらいを指しており、女性ホルモンを分泌する卵巣の機能が衰え停止し安定する成熟期から老年期に移行するまでの期間としてます。そしてこの移行期間である更年期に現れる不定愁訴を総括した症候群を更年期障害と呼びます。
更年期障害の症状は種類・程度・期間は様々で個人差が大きく、急性症状ではイライラ・不安感といった精神症状や、ほてり、発汗などがあり、慢性症状では頻尿・残尿感といった泌尿器系障害や、性交痛、腰痛、肩こりなどがあります。
治療法はホルモン療法が有効とされ、そのほかにも漢方薬や精神安定剤、もしくは心理療法などが用いられることがあります。
また、食生活やストレス解消などの生活習慣の改善で症状が軽くなることがあります。