院長の知恵袋
高血圧
- 2014.6.8
高血圧とはWHOの基準によれば、最高血圧が160mmHg以上で最低血圧が95mmHg以上のものであるとされています。
高血圧の症状としては、頭痛、めまい、肩こり、動悸などが挙げられますが、これらは他の起因による原因と区別がつけづらく、一概に高血圧による症状とは言えず、むしろ自覚症状は感じられず、感じたときはかなり危険な状態といえます。
このことから高血圧症はサイレントキラー(沈黙の暗殺者)呼ばれることがあります。
血圧が高い状態が続くと、さまざまな障害が起こります。まず、動脈硬化が促進され血管に負担がかかると血管が破裂したり、血の塊が詰まったりするということが起こります。これが脳で起きれば脳出血や脳梗塞になってしまうわけです。
また一方で、心臓はたくさんの血液を送り出さなければならないので心肥大になり、最終的には心不全や虚血性心疾患の原因となります。
その他では、血液を濾過して尿を作る腎臓にも負担をかけるので腎不全の危険も出てきます。