院長の知恵袋
杉山和一
- 2014.6.4
鍼を刺す方法といえば、日本人ならほとんどの人が、針を針より少し短い管に入れ、管から出ている鍼の柄をたたいて刺すというイメージがあるでしょう。
これは管鍼法と言い、今の日本の鍼灸では主流といっても過言ではないですが、この方法が発明されたのは長い歴史を持つ鍼灸においては比較的新しく、江戸時代の初期頃であります。
そして、この管鍼法を発明したのが、後世に近代日本鍼灸の中興の祖とまで言われている杉山和一なのです。
この杉山和一という人は、生まれつきノロマで物忘れが激しく、さらに不器用だったので最初に弟子入りしたところでは破門されるほどでした。ですが破門され実家に帰る途中に躓いてこけたときに刺さるものがありました。それは竹の筒と筒の中に入った松葉でした。
この出来事をヒントに発明したのが管鍼法でした。
その後、杉山和一はまた別の場所で弟子入りして学び直し、江戸で開業し大成したと伝えられています。