院長の知恵袋
華陀
- 2014.6.3
麻酔とは、手術中・手術後の痛みの除去ならびに手術に必要な身体状態の維持や筋肉の弛緩をえるために用いられるものであり、現代医療においてはなくてはならないものです。
この麻酔を最初に発明したのは、2世紀から3世紀頃の中国(後に三国時代と呼ばれることになる時代)に活躍した中医師・華陀と言われています。
華陀は養生の術に精通しており、インド大麻を原料にしたとみられる『麻沸散』という薬を用いて外科手術を行っていたとされていますが、残念ながら文献としての記録が残されておりません。
当時、華陀は民衆から「神医」と呼ばれており、今でも医術の神として崇められています。