院長の知恵袋
低温ヤケド
- 2014.5.31
二月に入り、本格的に寒い時期となりました。
寒さをしのぐために『カイロ』を使いますが、中には二十四時間、寝ている時も付けっぱなしという方が結構おられます。
これは低温ヤケドを起こす可能性があります。
低温ヤケドとは、高温ではないが熱が逃げない状態で長時間皮膚に直接接触した場合に起こるものです。
ヤケドの深度とは「温度×時間」で決まります。ですからカイロなど温度が低いものを長時間身に付けておくと、皮膚の深い部分までヤケドをしてしまう可能性があるのです。
そして、深い部分までヤケドをしてしまった場合のほとんどが治りが難しいのです。
炎などは温度は高いのですが瞬間的なので浅い部分で留まるのです。
寒いとはいえカイロの付けっぱなしは危険です。注意しましょう。